塗装工事を失敗しないための2つ目として、標準塗装仕様書に順守した施工を行うことです。
『失敗しない見積書の見分け方』でも少し触れましたが、ここではより深く解説していきたいと思います。

標準塗装仕様書に順守した施工とは

標準塗装仕様書とは塗料メーカーが各塗料に対して定めている決まり事になります。

パーフェクトトップ 標準塗装仕様書
パーフェクトトップ 標準塗装仕様書

主には4つの工程の事をいいます。

  1. 塗り回数
  2. 使用量
  3. 塗り重ね乾燥時間
  4. 希釈率

どれも塗料を施工する際にはとても重要になりますので、1つ1つご説明していきたいと思います。

1.塗り回数

各塗料にはどの材料を何回塗るのかが決められています。

標準塗装仕様書 塗り回数


下塗りの場合は基本的には1回塗の場合が多く、通常とは異なり2回塗をする場合としては、屋根(スレート屋根)の劣化が進行していて1回塗では塗料が吸い込んでしまい、塗膜形成が出来ていない場合などに必要になってきます。
また、外壁などの場合でも一番初めの下塗は浸透タイプの下塗りを塗り、吸込みや劣化部を強固に固めてから、通常の下塗、上塗工程をする場合などが有ります。

上塗の3回塗を謳っている広告には要注意

そもそも、適切な施工を行っている場合は、上塗の3回塗は全くの不要な工程となります。
不要な工程はお客様のご負担が増すばかりで、殆どメリットが御座いません。
色々な口述で、3回塗を進める業者がたまにいますが、下塗りまでをしっかり施工していれば、上塗りは2回塗で十分になります。

しいて言うなら、3回塗を行う必要がある場合は、真っ白や真っ赤、真っ黄色などの原色系の場合に限ります。
使用する塗料の種類によっては3回塗らないと仕上がらない色も有りますが、外壁にその様な色を塗る場合は殆どないかと思います。

むしろ、意味のない3回塗を進めるような業者からの見積は取らないようにした方が、後々のトラブル回避になります。
しっかりとした見積書を出してくれるところへ依頼しましょう。

2.使用量

使用量は『失敗しない見積書の見分け方』でも少し触れましたが塗装する場合の
1㎡辺りに対して何kgを塗り付けなさいということが決められている数量が使用量になります。

1㎡辺り0.11~0.17kg 塗り付ける
パーフェクトトップの場合

見積書を作成する上でも重要になりますし、施工管理をする為にも物凄く重要になってきます。

最小値と最大値

殆どの塗料の使用量は最小値と最大値が設けられています。

標準塗装仕様書 使用量

これは、塗装面がフレットの場合と凸凹の場合では使用する塗料の量が変わってくる為に幅が設けられています。

フラットでツルツルの面などを施工する場合は最小値となり
一般的は吹付タイル面などは中間値を使い
劣化が進行している場合や、吸込みやすい素材などの場合は最大値を使います。

3.塗り重ね乾燥時間

塗り重ね乾燥時間は塗装後から次の塗装をするまでの乾燥時間のとこを言います。

標準塗装仕様書 塗り重ね乾燥時間

殆どのメーカーでは気温が23℃の場合での時間を記載しています。

塗料本来の性能を発揮するには乾燥時間が大切

塗料がしっかりと乾燥していないで次の塗装をしてしまうと、塗料本来の性能を発揮できないばかりか、上塗り1回目でしっかりと乾燥させずに2回目を塗ってしまうと、乾く前に重ねてしまい、1回塗の効果と同じことになってしまいます。

いくら、高級な塗料でもしっかりと乾燥させてから次の工程へ移らないと、塗料本来の性能は発揮できません。

もし、可能でしたら、施工する職人に塗り終わり時と塗りはじめの時に一声かけてもらい
お互いが、分かるようにすると良いでしょう。
弊社では、ご希望のお客様へは声掛けの報告と、写真による記録を行っております。
詳しくは『施工管理方法』を御覧下さい。

4.希釈率

希釈率は塗料を希釈(うすめる)割合の数値となります。

標準塗装仕様書 希釈率

例えば
パーフェクトトップ15kg に対して希釈率は3~5%の水道水を入れて希釈します。
15kg×3%=450mlの水道水を
15kg×5%=750mlの水道水を
入れて撹拌して塗料を使います。

規定量を守る

手抜き工事をする業者はこの希釈を守らずに多く入れたりする為、塗料本来の光沢や機能を発揮することが出来ない施工になります。

その様な観点からも施工管理はとても重要になります。
弊社の場合は計量カップや軽量ハカリを用いてしっかりと管理、記録しているため安心してお任せいただけます。

品質維持をする為の『標準塗装仕様書』

どんな塗料でもある一定の品質を保つためには、規定を守り施工する必要があります。
塗装工事ではその役割を果たす意味でも『標準塗装仕様書』は物凄く大切になります。
施工を行う前と、施工中、工事完了後でしっかりと施工管理を行えている施工業者に依頼することが品質と確保するためにもとても重要です。

『施工管理の体制』ではそれらの適切な管理方法をご説明していますので、気になる方は是非ご覧になって下さい。